今回のお客様は、膝の痛みに10年間悩まされていた方です。問題となる症状は、立ち上がりでした。
立ち上がるたびに膝に激痛があり、動くことが億劫で、常に家にいるときは、椅子に座ってテレビを見ることが日課の日々でした。
動けば痛い。これがずっと頭の中にあり、もう外に出ることもなくなるのではないかと思われていたそうです。
病院に行かれたところ、痛み止めの薬や湿布に加えて、膝の水を2回抜き、ヒアルロン酸注射も4回と行ってこられましたが一向に効果がないという悲しい状況でした。
そんな状態で未病リハビリセンターハレルのホームページを見て来店していただいたところ2ヶ月で痛みがなくなり、最近では「外出をし始め、久しぶりにディナーに友人と行くことができました!!」と嬉しいご報告をいただきました!
立ち上がりを見ても動きのスムーズさの違いが、わかるかと思います。
今回はこの方がどの様に痛みを解消していったのかご説明していきますね。
目次
どんな施術をしていったのか?
まず問診で膝の痛みの場所をお聞きしました。
痛みの場所によって問題が関節なのか、それとも違うところなのかがわかります。
この方の場合は、膝の内側に痛みがあるとのことでした。
痛みの種類によって症状が違う
実は痛みは2種類に分けられます。
痛みの種類 | 特徴 | |
ジーンとする痛み | 鈍い痛み | 慢性痛に多い |
ズキッとする痛み | 鋭い痛み | 怪我してすぐの痛みに多い*腫れていたり、熱を持っている時には炎症がある可能性が高い |
この方の場合は“膝を地面についたとき”や”膝の曲げ伸ばし”でジーンとする鈍い痛みを感じておられました。
また”腫れ”や、”熱”を持ったりすることはないので炎症はおさまっている状況だと判断しました。
このことから関節の内部に慢性的な痛みが出ている可能性があると考えられました。
姿勢のチェックと痛みがある動作の確認
次のチェックポイントは、「どんな動作で痛みが出るのか?」です。
これは実際に動いていただいて確認します。
まず動作を動画で一緒に確認して自分の動きを自覚して頂きます。
ここで動画を見て「私ってこんな動きしてたんですね」と驚かれる方はとても多いです。
なかなか”自分の動きを自分でみる”なんて機会ないですからね。
この方の場合は、パッと見て足に力が入りにくい。力を入れずらそうに見えました。
詳しく聞くと、立ち上がる時に、膝の内側に痛みがあるとのこと。
こういう体重をかけて痛みが出ているケースは、膝の関節がねじれて痛みが出ていることが多いです。
この方の場合も、私が手で膝のねじれを元に戻した状態で体重を足にかけてもらうと痛みが軽くなりました。
そこで「膝のねじれが痛みの原因になっているのかな?」と目星がついてきました。
膝の痛みの原因はねじれにある!検査の方法と治療法とは?
ここで個室に移動します。
個室では仰向けでねじれのチェックを行います。
膝を伸ばしたときにお皿からスネの○の部分(正式には脛骨粗面と言う出っ張りです)が外に出ていると膝がねじれていると判断します。
この方も膝のねじれが確認されたので、施術でねじれを元にもどして正しい関節の動きを覚えてもらいました。
ですが…ここで注意点を
ただねじれを戻すだけだとすぐに元の痛みが戻ってしまうので、この正しい関節の動きを覚えるための運動を行います。
この動きを覚えることは”脳の学習”と言うのですが、そこまでやらないと3日〜7日後には元の痛みが出てきてしまいます。
施術の結果は?たった1時間でここまで変わるなんて!
結果的に初回の施術が終わったときには、水抜きしてもヒアルロン酸注射を打っても変わらなかった痛みが「半減」しました。
立ち上がり方をみていただくとわかると思いますが、立ち上がる際のぎこちなさが軽減しているのがわかると思います。
初回の時に股関節周りの筋肉が動いていないと判断!その時の映像です。
その後、継続して来店されて、3ヶ月後にはこのくらいにまでに変化が得られています。
来院以来、注射や薬を卒業して、今では階段や坂道も難なく登り降りもできる様になり、3ヶ月後には念願だった外出で外でランチやディナーに行かれるくらいアクティブな生活を送られています。
未病リハビリセンターハレル諸岡店より
今回は「膝のねじれ」が原因になっておられました。
多くの方が勘違いしているのが「変形=痛み」ということです。
変形が痛みの原因となっているケースよりも、周囲の筋肉や膝の捻れ、日頃の姿勢が原因のことがとても多いのです。
膝の治療に関しては、安易に手術を選択する前になぜ痛みが出ているのか?をしっかり見つける必要があります。
自宅で簡単!膝の内側の痛みがなくなるエクササイズ!
同じように膝の内側痛があるに、ぜひ試して頂きたいトレーニングをご紹介しますね。
やり方はとても簡単です。
膝の内側の痛み解消法 ストレッチポール編
もし痛みが出る方は無理しない様にしてくださいね。
ぜひお試しください^^